あの頃仲間と撮った映画が懐かしい

学園祭と聞いて思い出すのは仲間達と撮った映画です。
私達の高校はそれなりに進学率の高い学校で、体育祭や学園祭といったものに興味を示す生徒はごく一握り、すでに進路が決定している者か、半分諦めの境地にいる者かそのどちらかです。
クラスでまとまるのは事実上困難、だったら有志を集めてやるしかない。
受験を諦め就職しようと思っていた私と推薦で進学確実な悪友が相談し、できる者だけで映画を撮ろうということになりました。

ちっぽけながら機材は美大進学希望の友達が持っていました。
使い方は彼に任せ、私達が考えたシナリオでキャスティング、クラスの枠を超え、なんだかんだで30人ほどは協力してくれる仲間が集まりました。
毎晩友人宅でミーティング、そしてロケに合う場所を深夜まで自転車で徘徊しながら探しました。

不良高校生の恋愛ストーリー、まあどこにでもあるような筋書きで、別に何が面白かったか思い出せもしませんが、学園祭当日はわりと評判良かったような記憶があります。
それをきっかけに仲良くなった男女がカップルになったりと、やはり高校生ならではの展開もあり、私達なりに最後の高校生活の足跡を残せたのかもしれません。

数年前例のカップル、映画では主役の二人が結婚したとの知らせが届きました。
あいにく式には参加できませんでしたが、電話で祝うと映画の話が出てきました。
すっかり忘れていた当時の記憶が蘇りました。