えっ、自分がこんな大事なポジションに・・

以前、印刷工場でアルバイトしていた時期がありました。その工場はちょっと特殊な印刷を行っていて特許をもっているようなところでした。アルバイト募集を求人誌でみて応募したのですが、募集内容には検品作業で出ていました。採用されてから2日間は女性に交じって検品作業をしていたのですが、その工場の心臓部とも呼べる大事なポジションの人間が1人欠けてしまい、急きょそこを補うかたちで自分が呼ばれたのです。仕事場に入るには防塵服を着て、髪の毛を帽子で覆い、エアーで全身のホコリを飛ばしてから入るような神経をつかうポジションでした。しかし、2週間も先輩についてやっていると慣れてきて、先輩が休憩に行くときなどはひとりで機械のオペレーティングをするようにまでなっていったのです。そのポジションがミスると、その後の工程がすべて止まってしまうので、さすがにひとりのときはいつも緊張していました。
2か月が経つと周りから社員に昇格したらどうだとお誘いを受けましたが、あまり景気が良くない時期だったこともあり、工場長のオッケーが出ずかないませんでした。