この瞬間が一番緊張するかも

その日のバイトは閉店前の上がりでした。たいてい最後までいることが多いのですが、その日は途中で抜けることになります。深夜まで続く仕事なので、早く帰ることが出来るのはうれしい限りです。ですが、ウキウキした気持ちで帰ることが出来ません。帰り道には注意しないといけないからです。
務めていたバイト先では主にレジ担当でした。そのレジがあるカウンターから従業員スペースまではお店の端から端まであります。距離としては20から30メートルほどでしょうか。少し距離があります。そのため、いざ休憩しよう、帰ろうと思って従業員スペースの方に向かうと、その間にお客さんに捕まってしまうということが何度かありました。
タイミングを見計らって飛び出しますが、店内を走ることは出来ません。なので、「声をかけないで下さい。」と心の中で思いつつ歩きます。閉店までいればこのようなことはありません。なので、閉店前上がりしかこの瞬間を経験することはありませんが、毎回緊張していました。