こんな日に来るはずがない

年末にバイトに入った時の話です。年末とは言ってもその日は大みそか。前日なんかはまだお客さんが多かったですが、業種(レンタルショップです)のせいもあって、大みそかにはお客さんはぱったりと減りました。特に、私が勤めていたのは夜中だったので、そのせいもあったのだと思います。いつもなら夜中の12時を過ぎるくらいに見られる光景が、その日は9時頃から見られました。お客さんが来ないので暇で仕方がありません。こんな日にレンタルしに来るお客さんいないだろうと思っていました。
しかし、いろんなお客さんがいるもので、夜中の11時になって来たお客さんもいました。映画を借りて出ていきましたが、年越しの時間を気にしているのか、かなり慌てていました。暇で仕方がなかったので、いつも以上に丁寧な接客をと思っていましたが、そんな空気ではありませんでした。お客さんは走って帰って行きました。
お客さんは帰って行きましたが、私たちは仕事中なので、帰ることが出来ません。走って帰るお客さんを見て、自分との温度差の違いがとても寂しく感じられました。