アパレルのバイトならお金より人との出会い

以前結構長くアパレルの仕事をしていたことがあります。
言うなればマンションメーカーレベルの小さい会社でしたが、セレクトショップなんかには何軒か卸しで売っていたブランドだったので、若い客層を中心に人気があったブランドです。
仕事の内容は生産管理のアシスタント、デザインに基づき生地や附属の手配、そして工場背景の管理などです。
普段の仕事自体はそれほど忙しくはないのですが、展示会前は終電でも帰れないほど仕事は山積み、年間4回ほどはそれがあって期間中は睡眠時間もあまり取れません。
まあ年間を通して考えれば一般サラリーマンより僅かに長いぐらいの労働時間でしたが、一日中びっしり働くような感覚はなく、慣れれば比較的自分のペースで仕事できるのがメリットだった気がします。

日給制で一日八千円、それも平均的な金額でしょう。
贅沢はできないまでもサンプルが安く買えたりするので、あまり金銭的に苦労もありません。
しかし何と言ってもその仕事の最大のメリットは人との出会いでしょうね。
幸い人気ブランドだったこともあり、事務所に出入りするスタイリストやメーカーさん、そして横の繋がりのあるデザイナーさん達と知り合えるのが嬉しかったですね。
普段雑誌などで見掛ける人達と直に喋る機会があったので、自然と人脈は広がっていきました。
その後アパレルに正式に就職後、しばらくして他業種に転職することになりましたが、アパレルにいる間は随分人の繋がりで助けられたような気がします。
その人とのパイプが利益に繋がりやすい仕事だけに、アルバイト時代の出会いは貴重な財産だったんだと改めて思いました。
やめた今でも時々冗談半分で戻ってこいと言ってもらえるのは、アパレルならではの人間関係だからこそのような気がします。