アルバイト仲間ができた

高校を出てから友達も忙しくなって段々疎遠になり、時間を持て余すようになってきた頃の話です。
暇な時間をお金にしようとアルバイトをすることにしました。
特に何か資格や特技があるわけでもなかったので、飲食店で皿洗いでもしようとレストランに応募して、週に数日働くことになりました。
レストランでアルバイトをして良かったのが賄いと呼ばれる食事でした。
メニューに載ることの無い料理を食べることが出来ました。
時には試食、メニュー開発で考えた季節のメニュー等を食べて感想を言う等、食事が楽しかったのを覚えています。
半年もするころには、料理当番制に組み込まれて腕を振るう機会もありました。
おかげで少し包丁を使ったり味付けが上手くなったり、いわゆる料理のコツなんかも身につきました。
食に対する考え方も、お腹がいっぱいになればいいだけではなく、誰かに美味しいと思われたい欲求まで出てきたのです。
賄いで、新しいアルバイトに食事を作ってあげた時、褒められた時の喜びは今でも忘れられません。