サークルでは自分なりの過ごし方を覚えた。

中学生時代から、部活に入らないと友達が作れないタイプの人間でした。
特に、中学や高校よりも何十倍も広い大学の中で友達を作るのは、私には不可能だと思っていました。
そのため入学してひと月あまりは、誰とも会話をすることなく過ごしていました。
ある日興味があったサークルを覗きに行ったところ、そのまま入部が決まり、ようやく友達と呼べる人ができました。
同回生や先輩、後輩とも分け隔てなく打ち解けられたものの、やはり私はサークルの中でもおとなしい人間でした。
練習時間中は普通に談笑するのに、飲み会や合宿などに参加すると何故か一人でぼんやりしていました。
決して気まずくもなければ、楽しくないわけでもないのですが、盛り上がっている部員たちを遠目から眺めている方が好きでした。
自分は騒ぐよりも黙っている方が好きな人間なのだと気づき、そういった場では部員一人一人の言葉使いや仕草などを観察していました。
そのおかげかサークルのメンバーのモノマネができるようになり、おとなしいくせにおいしいポジションでした。