サークルの合宿の思い出

私は大学生になって、いままで趣味でギターを弾いていたこともあって、音楽系のサークルに入会しました。そのサークルの合宿が夏にあって、そこで、バンドを組むメンバーが決まったりと、結構大きなイベントなのですが、その合宿の夜、宿舎での思い出が印象的でした。部屋わりは学年ごとで私たちは1年生ばかりの部屋でトランプを行っていました。すると、先輩たちがいきなり部屋に入ってきて、なんだこれは、と叫びながら布団をすべて持って行ってしましました。私達は驚いてポカーンとしているうちに敷布団だけがすべて持っていかれ、掛布団と枕だけが部屋に残りました。あとで、先輩の部屋に行くと布団は普通に返してくれました。なんだったのかと思って聞いてみると、なんか上級生が下級生の部屋に入って因縁をつけて、布団を持っていくというのがそのサークルの伝統なのだそうです。で、今年も例に倣って、やってみたということでした。当時はその伝統も意味もよくわからなかったのですが、そのおかげで先輩たちと早くなじめたような気がしないでもないです。2年生になって、逆に布団を持っていく立場になると、その意味がようやく分かりました。おもしろいのです。ぽかんとした一年生の布団を持っていくのが。それだけです。