スター誕生

学園祭の合唱コンクールの日に、学校には毎年スターが現れます。
各クラスが課題曲とあともう1曲、みんなで選んだ歌を披露しあうそのコンクールの最中に、突如みんなにスターとして認識されるのです。
退屈な?合唱のさなか、目が行く先はやはり指揮者や伴奏者です。
歌の抑揚や感情を、式台から落ちんばかりに情熱的に指揮する指揮者。
前奏や間奏がやたらテクニカルで、難度の高い曲を弾きこなす伴奏者。
正に彼らがスターです。
指揮者については(既にスターの)クラスのリーダー格が抜擢されることもありますが、伴奏者には技術が必要です。
クラスの中で一番ピアノが上手かったりする普段は目立たない存在の人が、人前には出たくないけど思わぬ特技を披露する場を突然与えられてスターになることもあります。
しかも伴奏者は女子が多いので、数少ない男子はちょっとそれだけでかっこよくさせ見えてしまいます。
学園祭で一躍スターになった子は、その後しばらく音楽の授業でのとき、「何か弾いて」攻撃を受けることになりますが。