バイトリーダーに対するマジック

高校生の頃に、アルバイト先の先輩に恋をしたことがあります。恋をしてしまった理由は、やっぱりテキパキとアルバイトをこなし、シフトの調整なども任される立場でしたので、3割補正ぐらいにかっこよく思えてしまったのですよね。

そうです。彼はいわゆる「バイトリーダー」的な存在だったのです。明確な役職がついていたわけではなく、「バイトリーダー」的な彼は、いわゆるフリーターだったのですが。

しかし、思春期とかいう多感な時期の女子には、「自分ができない仕事をテキパキこなしている!ステキ!」と、一度マジックがかかってしまうと、容易なことではその魔法は解けません。

けれども、私は女子校育ちということもあって、どちらかと言えば内向的な恋愛の仕方で、心の中では「キャーキャーかっこいいー!」ぐらいに、そのバイトリーダーの彼を持ち上げていたのですが、結局その気持ちは言えずじまいでした。

しかし、「良い思い出」のままで、それはそれで良かったかなぁと今となっては思います。