バブル期の就職活動

私が学生の頃は、日本はバブルに湧いていました。
空前の好景気と言う事で、学生が就職活動で訪問する企業も、あり得ないほど浮かれた状態でした。
当時は、あれを「普通」と思っていたのですから、信じられません。

例えば、私の様な二流私立大学の学生が企業訪問に行っても、たいてい「お車代」が出ました。
それも、一律で3千円とか。
この他に、その企業の製品や、ロゴ入りのグッズなどの「お土産」を貰える事も多くありました。

内定でも決まろうものなら、会社のご招待で一泊旅行とか。
つまりは接待ですね。
会社が、学生を接待する様な状態だったワケです。
何しろバブル期で、中小企業でも「保養所」などを持っていました。
そういう所へ一泊して、先輩社員と「親睦を深める」のですが、つまりは内定者に逃げられない様に人間関係を作ってしまおう、という事でしょう。
そうまでして人を求める必要があったと言う事ですね。
さすがに、異様に感じたものです。
いくら何でも、これはおかしい。これは変だろう、と。

ちなみに、この一年後に、バブルは崩壊します。
学生の時に、あれほど「是非、我が社に!」と望まれて入社した新入社員は、一転して「会社のお荷物」と睨まれる事になるワケです。
その後、理不尽な扱いもかなり受けましたが、なんとなく「ああ。やっぱりな。」とも思ったものでした。

学生だろうと会社員だろうと、「変」と思うことは、結局は、「変」と言う事でしょうね。