バーガーチェーン店のアルバイトで学んだ事

学生の時、某ハンバーガーチェーン店で、夜間清掃のアルバイトをしていました。

外資系の人気企業の「舞台裏」を見たワケで、仕事自体は大変でしたが、非常に勉強になった仕事でした。

また、マネージャー職の人の激務と、独特の思想にも、大きな衝撃を受けました。
例えば、アルバイトは、ポテトやジュースの無料券を貰う事があるのですが、その券を前に、こんな事を言われた事があります。

「このポテトのタダ券、別なチェーン店に持って行ったらポテト貰えるかな?」

私達は笑って、

「いや。それは無理でしょう。」

と言いましたが、マネージャーは真顔で、

「でも、他のチェーン店の無料券を持ってきても、うちの店は商品、出すよ。」

と言いました。

「えっ? だって、関係無いじゃないですか?」

と驚く自分達に、

「せっかく来てくれたお客さんに、『うちの店の無料券じゃないから』と、『ライバルのチェーン店へ行け』なんて言えないよ。」
「よそのじゃなく、うちのポテトが食いたい、って来てくれたワケじゃない? そりゃ、無料で出すよね。」

などと笑いながら言われた時は、さすがに感心しました。

これは私が、「客商売の厳しさ」みたいな物を、生まれて初めて感じた瞬間だったかも知れません。
仕事自体は大変でしたけど、いろいろな意味で勉強になったアルバイトでした。