パン屋でのアルバイト経験

私が趣味と実益を兼ねて行っていたのは、パン屋さんでのアルバイトです。私は接客ではなく裏方としてパンを作る役割でした。
とはいえもちろん素人の私がパンを一から仕込めるわけではなく、仕込みは職人の方が行います。そのパンの生地を私たちアルバイトが切り分けていったり、時には形作っていったりするのです。
またパンを焼く釜の簡単な管理は、私たちアルバイトが行っていました。ヘラを使って焼きムラを作らないよう管理しながら焼いていくのです。
そんなパンを焼く工程の中で、一番難しかったのは食パンの焼き具合です。なにしろ食パンはサイズが大きく、中まで火が通っているかどうか、その温度調整が難しいのです。そのため職人の方たちに教わりながらそのコツを少しずつ覚えていったのでした。
そうしてアルバイトで覚えたパン作りを、自宅で自分で作ってみるのが私の当時の楽しみでした。自分で食べるパンなので多少不恰好でも気にせず、いくつも作っては食べていたものでした。