ペンションでの出会い

インカレサークルキャンコレでは、色々なサークルで出会った方々に面白コラムを書いてあります。

その方が恋愛コラムなどにもパターンが増えていくので、重要なことだと思っております。

私は40代の陶芸作家です。40歳を過ぎても自分の我儘を通したくて、ずっと独身で生きてきました。

当然ですが、私の様な我儘な変わりもので、大酒飲みの女に理解を示してくれる男性はなかないません。

そんな時、地方の陶芸作品展に出品するために、ある山奥にあるペンションとは名ばかりの宿に3日間滞在したのですが、

そこの主人が偏屈なうえに、宿の至るところが老朽化してお化け屋敷の様な状態で最悪だったのですが、

オーナーが作るネパール風カレーや手作りナンが絶品だったので、カレー好きな私はつい美味しいと言うこと以外に、

もっと宿の内装を綺麗にしたら繁盛するのにと出しゃばったことを言ってしまったのです。

東京にあるとは信じられないような雰囲気です。

一瞬気まずい雰囲気になってしまったのですが、オーナーは「妻が他界してからは一人で宿の切り盛りをしているので、

色々と疎かになってしまって申し訳ない」と話してくれたのでした。

それから1年が経って、再度仕事で山奥のペンションに泊まりに行くことになったのですが、

1年前とは見違えるほど綺麗な内装に変わって、掃除も行き届いていました。

宿の主人に挨拶すると「あの時の、あなたが意見してくれたお陰でやる気がでたんです」と言ってくれたのです。

その晩はオーナーと一緒に美味しい地酒を飲み交わし、色々な話をしてすっかり意気投合してしまいました。

再開から半年後、私はオーナーと正式に入籍して東京から引っ越し山奥のペンションで暮らしています。