一番大変だったファーストフード

私が初めてしたアルバイトは、ファーストフード店でした。いわゆるマニュアルがしっかり作られていて、ここはこう、時間はこう、と隅から隅まで教えられるもので、大変だった記憶です。高校生だったこともあり時給も安く、上司は怖い印象でいつもやめたいと思っていましたし、お金を稼ぐのは大変だと思ったものです。
その後は短期のアルバイトをいくつか経験してから、大学生時代に小さな寿司居酒屋に落ち着きました。そこは細かいマニュアルなどなく、大学生であるとともに地理的なことから時給も高かったです。それなのに雰囲気はとても楽しく、ファーストフード時代のつらさはまったくありませんでした。もちろんお店が混んでいるときは忙しいですし、お皿を割ったりという失敗もして、体力は使うのですが、不思議とやめたいとは思わないのです。
おそらくマニュアルなどまったくない中で、自分が気づいたこと、したほうがいいと思うことを進んでしましたので、「やらされている」という感じがなかったからだと思います。
高校生など、まだ人生経験が浅い人を雇っているところでは、マニュアルのように「仕事とはこういうもの」というのを教わることが大切ですから、ファーストフード店などではそのようになるのでしょう。一方、仕事とは何かがある程度分かっている年代には、押し付けられる形ではなく、自主的に働けるような環境にいるのが楽しく長続きする秘訣なのではないかと思います。
私のファーストフード時代は、そういった意味でも無駄ではなかった、あのころがあったから今ちゃんと働けるのだなと、思っています。