人間万事塞翁が馬。なのかもしれません。

私は人にモノを教えるのが好きで楽しいので、将来は学校の先生もいいなぁと思っていました。ですので、当然ながら大学時代のバイトには塾の講師を選んだのですが、この経験が違う意味でとても役に立ちました。
どういうことかと言うと、例えば同期の教師友達が生徒と一緒に成績が上がったことを喜んでいるのを見て、私は一緒に喜べないという事実に気づいてしまったんですね。生徒たちに勉強を教えるのは楽しいんですが、それに結果を伴わせるということにやりがいがもてないんです。
バリバリの受験生を短期間見たこともありましたが、あまり面白くないんです。むしろ、学習障害を持つような子供に机に向かわせて必要な作業をさせることや勉強させられすぎて勉強嫌いになってしまった子供に向き合うことの方が面白かったんですよね。
どうしたものか、と思いましたが、そういう専門系の教師になるつもりも無かったので、これは向いていないのかなと思って結局、教師への道は断念しました。
しかし面白いもので、こういったちょっと面倒な子供に教えた経験は母になって自分の子供に勉強を教えるときに役に立っています。やる気が出てない、何度教えてもわからない、わからないフリをする子供にイラっとした時にあの当時の気持ちに切り替えると怒らなくてすみます。
人生、何が役に立つかわかりませんね。