住み込み寮で生活しながら、新聞奨学生としてアルバイトしていました。

私は東京での学生時代、家庭の諸事情で両親からの仕送りが一切なく、新聞奨学生として働きながら大学へ通っていました。新聞奨学生は、住み込み寮で生活しながら新聞配達として働き、奨学金をいただくというアルバイトです。

私の場合、毎朝2時半に起床して4時までにチラシを新聞に折り込み、7時くらいまで配達するという毎日でしたが、仕事自体はそれほど苦にはなりませんでした。また、住み込み寮には私のような大学生の他、短大生や専門学校生、それに浪人生などもいて、みな和気あいあいとしながら仕事をし、生活していました。

同じ屋根の下で同じ釜の飯を食い合う仲間たちは、みな年齢も近く、まるで兄弟のようでした。翌日仕事がない者同士飲みに行ったり、カラオケに行ったり、いっしょによく遊んだりもしました。しかし、一方で大学の友人たちとは夜の時間が合わず、なかなか遊べずにいたことが残念でした。

新聞奨学生はアルバイトでありながら、共同生活の面白さなども味わえる仕事だったので、経験して本当に良かったと思っています。