受験指導のアルバイト

学生時代はいつもお金に困っているような生活でした。学費や下宿代に加えて、サークルの活動費なども自分で捻出しなければならなかったのです。運がよかったことに、卒業するサークルの先輩から学習塾講師のアルバイトを紹介してもらい、貴重な収入源となりました。学習塾に週何度か通って、小中学生の生徒に勉強を教える日々が始まりました。指導は塾でだけにとどまりました。なかには生徒の個別の家庭教師を頼まれることもあったのです。どちからというと、学校での成績が上位の生徒ばかりではありませんでした。集中力が途切れてしまったり、勉強への関心がなかなかもてない生徒もいました。そのため、高校受験を控えているというのに、まずは勉強へのやる気を持ってもらうように仕向けなければなりませんでした。なかなか難しい仕事でした。そのため、効果が出やすい暗記中心の勉強ばかりでした。それでも、生徒の受験の結果を知ったときは自分のことのように喜んだものです。