四方八方に振りまく笑顔

バイトでは接客をしていたので、仕事中はずっと営業スマイルでした。作り笑いに慣れていない私にはとても辛いものでした。しばらくすると慣れてはきますが、心から笑っているわけではないので疲れてはしまいます。そんな私にとって、裏の従業員しか入れないスペースは天国にも近い存在でした。気を使う必要がないので、とても気楽でした。
しかし、その私の天国には天敵がいました。社員さんです。正確には店長さんなのですが、50歳を超えていそうなおじさんです。その店長さんが話すたびにおやじギャクを言ってくれるのです。内容はとても寒いものばかり。とは言え、同僚でかつ上司ともなると笑わないわけにはいきません。天国でも作り笑いすることになります。
セール時の大変な時に言われたこともありましたが、その時はどう対応していたのかあまり覚えていません。売り場にいる時点ですでに営業スマイルが崩れつつあったので、もしかしたら、笑い声を出しつつも目は笑っていなかったかもしれません。