夜の果物屋

わたしがしていたアルバイトの中で一番面白かったのは某政令指定都市で行っていた果物屋さんのアルバイトです。そこでは深夜まで営業している飲み屋さんなどにフルーツの贈答品を送り届けたり、飲み屋帰りのサラリーマンのお父さんたちが家にお土産として買ってかえる果物を扱っているお店でした。23時までやってるお店だったのですが、飲みの世界の背後に果物屋さんがぴったりとくっついているという事実にまずは驚きましたし、それ以上に案外高価な果物が次々と売れていくという事実にも二度驚きました。酔っぱらいが多かった印象はあるんですが、みなさん結構親しみのもてる人ばかりで、それなりに楽しむことができました。時給自体はそれほど良くはなかったんですが、いつも見ているような世界とは少しだけ違った世界をのぞきこめるいいチャンスかなと思って1年ほど続けたのが学生時代のとてもいい思い出です。今でもその店の前を通る時に少しだけ不思議な気持ちになりますけどね。