大失態

若いころはとにかく眠い。朝起きられないで、あと1分でいいから寝させてと思う毎日。そんな様子で、大学に入り、アルバイトをしてみようと探してみた。すると高額のバイトが見つかった。「塾講師」だ。何となく響きもいい。面接や業務の簡単な説明を受けると早速授業。まずまずと自分では納得。割かし生徒の反応もよさそう。半年ぐらい順調で、教えることにも少し慣れてきた。ところが、ある日珍しく昼間の授業を担当することとなった。新しく解説する比較的レベルが上の生徒向けのコースだった。さて、いつも通り頑張ろうと思っていた矢先、ひょんなことからその前に予定されていた友人との約束がキャンセル。ドタキャンということもあり、特に何もする当てもなく本を読んでいた。するとやはりきた睡魔。この悪魔に襲われて、たっぷりと昼寝をしてしまった。職員から電話がきたことも気づかずに、授業をすっぽかして眠り込んでしまった。後で、さんざん怒られたうえ、当然のごとくクビ。とほほ。憎き「睡魔」。これ以来、大事な」ことの前にはどんな時でも目覚ましをかけるようになった。