大学の図書館での温かい日々。

私は、大学時代に現在の婚約者に出逢いました。桜の咲く季節に出逢ったため、今でも春になるとあの頃のことをよく思い出します。
私は、もともと本を読むことが大好きで大学に入学する前も頻繁に図書館へ通っていました。ですから、もちろん大学の図書館にも毎日のように通うようになりました。大学に入って多くの友人もでき、寂しいということは全く無かったのですが、やはり図書館で本を読む時間も私にとってはとても大切でした。気持ちが落ち着くのです。
ある春の晴れた日の午後、いつものように本を読むために行った図書館で彼に出逢いました。彼は新聞コーナーで新聞を読んでいたのですが、その凛とした後ろ姿を一目見た瞬間、私は恋に落ちてしまったのです。夢のような話なのですが、本当にこういう気持ちってあるのだなと自分でも驚きました。誰なのかも知らず、ただ後ろ姿を見ただけで恋に落ちるだなんて初めての経験でした。しかし、私はその日から彼の姿を探し続けるようになりました。
彼もまた、図書館によく足を運んでいたようで、彼と仲良くなるのにそう時間はかかりませんでした。気付いたら一緒に過ごすようになっていました。
彼と私を引き合わせてくれた大学の図書館のことを思い出すと、とても温かい気持ちになれます。