大学手品サークルの内情

学生の時は、手品のサークルに入っていました。
と言うと、お手軽が印象を受けると思いますが、学外に場所を借りて毎年1回ステージで発表を行うという本格的な所でした。
ちなみに、一回の発表会に、100万円近い金額が必要です。
とても「お手軽」にはできません。

この資金はどこから来たものか?と言うと、数十年の歴史上、過去の先輩達が少しづつ積み上げた公演資金なワケです。
自分達の代で、これを減らしたのでは先輩にも後輩にも申し訳が立ちません。
と言う事で、学園祭などで何とか儲けを出したり、どうしても足らない分は、自分達で持ち出しとなります。
これだけでも、真剣に運営をせざるを得ない点、判って頂けると思います。

また、手品という趣味は、意外なほどお金がかかります。
無論、トランプなどで「ほら、不思議でしょ?」とやる物は別です。
ステージの上で発表する場合は、衣装もネタも、全て自前となります。
鳩プロダクションなど、後見(アシスタントのお姉さん)を使う演目は、二人分の衣装が必用です。

その上、演じるものが手品ですから、失敗は許されません。
練習もかなりキツくて、ほとんど体育会のノリでした。
特に、同じ種目を演じてきた先輩を「師匠」と仰いで指導を受ける、となれば尚更の事ですね。

学生なりの「自由さ」が感じられて良い、と、プロのマジシャンの方に評されたりしますが、本人たちは自由どころでは無いわけです。