大学時代の一人暮らしの思いで

私が大学に入ったのはもうだいぶ昔のことです。だから、今とはだいぶ状況が違いますが、個人個人の心の内面はそう違いがないのではないかとも思います。
私が大学に入学する時、個人的にもっとも大きな出来事は初めて親元を離れて一人暮らしをすることでした。それは、もちろん嬉しくもあり、また寂しくもある、非常に情緒的な出来事であったわけです。
最初が母が一緒に来てくれて下宿探しをしました。まあ、まだ子供だったわけですね。見つけるまでには思いのほか苦労しました。それでも気に入った入居先があったわけではなく、随分妥協して、まあ、しょうがない、ここでもいいか、と言う感じで決めたのでした。
当時は今のワンルームマンションのような設備はほとんどありませんでしたから、4畳半トイレ、洗面所、炊事無し、といういわゆる学生アパートに住むわけです。部屋の中あるのは、押し入れくらのもの。そのような部屋でも学校に近ければまだいいのですが、私が最初に住んだ部屋は、郊外で私鉄の駅を降りてから、田んぼの中の道を15分も歩くような場所でした。
そう、入学して3か月くらいは随分淋しい思いをしたことが、思い出に残っています。