大学時代の下宿探し

父親の転勤が多かったせいで、小さいころから何度も引越しを経験してきました。なかでも、思い出に残っているのは、大学生になって一人暮らしを始めたときのことです。神戸市内の下宿に引っ越しました。下宿先は関西で「文化住宅」と呼ばれる古い木造のアパート。学費を自分で捻出しなければならないほど、お金に余裕がなかったので、なるべく安い下宿を探していたのですが、数多くあった物件のうちでもっとも家賃が安かったのが、このアパートだったのです。家賃は月3万円ほどでした。トイレと風呂はついていたのですが、風呂のガスはよく調子が悪くなり、お湯が沸かせないこともたびたびありました。寒い冬は、風呂に入れないのはつらかった思い出があります。また困ったのは下宿の前まで車が入れないことでした。アパートが狭い道路から階段で少し上がったところにありました。引越しのときは業者のスタッフと一緒になって、荷物を運んだことを今もおぼえています。