大学院の先輩

私は、他の大学から中部地方の大学院に進学しました。先輩方は温かく迎えてくれました。私はまずコーヒーの豆挽きをするように言われました。また研究室では、「研究」と称してある男の先輩と将棋をしたりしていました。この方とは非常に相性がよく、講義が終わってから外のコンビニにお昼ご飯を買いに行っていました。大学は、小高い丘の上にあり、このコンビニは丘の下にあったので、これを「下山」と言っていました。彼は、おすすめの文献を教えてくれたり、持論を語ってくれたりしました。私は、研究室、図書館やその書庫、学部の資料室でひたすら文献を読む日々を送っていました。ある女性の先輩の修士論文のテーマは「中止犯の法的地位」、私のは「中止犯の任意性の判断基準」でした。
共通の判例を読む必要があったので、私は彼女にコピーをしておくように言われました。その後、ご飯を奢ってくれました。研究者を目指す魅力ある先輩でした。彼女は体調不良で留年したため、私の方が先に卒業しました。彼女のような高い意志を持った方が、研究者になってほしいと私は思っていました。