学園祭のパレードの衣装

夏の暑さにさいなまれていると、ふと高校時代の学園祭のことを思い出しました。私の母校では学園祭の時に衣装を作り、それを着てパレードを行うのですが、この衣装がなかなかのくせもので、毎年生徒はどうしたものかと楽しくも悩ましい状況にいたのです。
学生がたった一日着るようなものにかけられる金額は当然低く、それをチーム・学年ごとに分けてデザインし、当日にお披露目します。一チームにつき各学年から一クラスずつランダムに選ばれるので、下級生と上級生が組む形になるのですが、下級生の衣装にお金をかけることが少々難しかったのです。
パレードはコンテストの一種でもあり、見栄えや踊りが良かったチームは優勝することができます。華やかさのためには豪華な衣装にしたいところですが、あまり豪華にすると下級生の衣装予算が無くなり、下手をするとノースリーブで半ズボン状態もままなりません。
だからこそ安い予算でいかにデザインし、観客の心を掴むかは衣装専門生徒にとって悩みであり、同時に腕の見せ所でした。時には使える生地の少なさを活かした奇想天外なアイデアも飛び出し、毎年パレードは白熱しました。
私にとってはお金が無くとも、むしろお金が無いからこそ良い物が生まれることもあるといういい教訓です。