学園祭の地味な思い出

私の通っていた大学は、少し地味な学校です。

しかも私が所属していたのは、美術部。
学園祭では、展覧会を開催するので、前日まで部室、時には屋外で絵を描いていました。
そして、前日夕方から、展示作業をします。

当日、大勢の人に作品を見ていただくのですが、OBの方が来られた時には、特に緊張しました。
いろいろ講評されるのです。

同じような内容もありますが、まったく違う意見があったり。
どれを参考にしたらいいか、戸惑うこともたびたび。

一度、学園祭のポスターを、実行委員会から依頼され、暇そうだという理由で、私が描くことになりました。あまり時間の猶予はなかったのですが、かえって迷うひまなく、描き上げることができました。

大学周辺、駅などで、印刷されたポスターを目にした時は、恥ずかしいような、誇らしいような気持ちになりました。

皆、どんなふうに思っているのかと、気になりちょっと落ち着きませんでした。
展覧会で、OBに、批評されるのとは、違う感覚でした。

そのポスターは、もう手元には、残っていません。
少し残念な気がします。