学生時代にかかった病

大学生のころ、急に顔が腫れだして驚いたことがありました。学生生活を送っていた下宿から実家に帰省する途中のできごとでした。上唇の辺りでした。最初のうちは、ただひりひりするぐらいでした。移動の車内で弁当をほおばっていたので、から揚げにかかっていたケチャップがちょっと辛かったのかな、と当初は気軽に考えていました。ところが実家に戻っても、腫れがひくどころか、じんじんと痛みはじめたのです。そして翌朝には、口の回り全体が赤く腫れ上がってしまいました。不安になり、故郷の皮膚科を受診することになりました。診察の結果は「とびひ」ということでした。先生から「最近、山の中に入ったことはなかったか」と聞かれました。とびひは虫刺されで腫れ上る皮膚の病気ですが、山の中に入った記憶もありませんでした。これほど皮膚が腫れてしまうのは今考えても不思議でした。結局、帰省したというのに故郷の友人と会う約束はキャンセルせざるをえませんでした。