学生時代のドライブデート

自動車の運転免許を取ったのは大学2年生のころでした。自転車で通学していた高校時代とは違い、大学生になったら車を自分で運転してみたいと思うようになったのです。また自動車があると、デートの行動範囲も格段に広がります。とはいえ学生時代に使っていた車は、廃車寸前の中古車でした。もともとは親の取引先で、廃車にする予定だったのを譲ってもらったのです。カーナビはもちろんなく、カーオーディオもAMラジオだけでしたが、お金のない学生にとっては貴重な足代わりでした。この車でよくデートにも出かけました。まだ運転にも慣れていなかったので、よくトラブルにも見舞われました。あるとき、山道を登って夜景を見に行こうとしました。ところが、途中で車を脱輪させてしまったのです。幸い近くにいた人たちが、駆けつけてくれ、車を持ち上げてくださったのです。運がよいことに、車はどこも故障しておらず、無事に帰ることができました。少し情けなかったですが、今となってはいい思い出です。