学生時代の借金

学生時代、苦しかったのは就職活動でした。なかなか内定を獲得することができず、活動を終えるころには心身ともつかれきっていました。そして、内定から卒業までは食うにも困る生活でした。学費も自分でまかなわなければならず、下宿代も必要だったからです。

「社会人になってようやく安定した生活を送ることができる」と喜んだのもつかの間でした。まず働き始める前段階として、さまざまな出費が必要になることを忘れていたのです。第一がスーツです。学生時代はリクルートスーツ一着しか持っていませんでしたが、社会人になってずっと同じ服装というわけにもいきません。

そしてかばん、靴、シャツ、ネクタイなども替えがありません。ほとんどの若者が、学生時代にアルバイトでためたお金をこれらの準備に使うのでしょうが、毎日の生活に追われ、貯えはありませんでした。新社会人として両親にも感謝のプレゼントをしたかったのですが、逆にお金を借りなければなりませんでした。