学習塾での試験監督のアルバイト

学生時代定期的に入れていたバイトに、学習塾での試験監督があります。
難関中学を目指す小学生たちの試験監督で、試験の合図・終了の号令や答案用紙の管理、試験中の生徒の目配り等の、楽なバイトでした。

試験中は携帯をいじる等はご法度で、本を読んだりパソコンをしたりするのも試験官として禁じられています。時折通路を通って生徒を見回って、それが終われば教壇の前の席から生徒の様子を見ます。
とはいえ一時間近くそれだけ、というのは辛いので、自然と余った試験問題を解いてみるのが常でした。
これが意外に難しくて、これは学校の授業だけじゃ無理だよなあと思う内容ばかりでした。

私は地方出身者で、大学から関西に出てきたのですが、地方の中でも田舎の類。
受験可能な中学校自体ほぼ無いに等しい所で育ったので、やっぱり都会は違うと思ったものです。
目の前にいるのは高学年とはいえまだまだ幼い小学5、6年生の子供たち。
テストの合い間の休憩時間中は今流行りのアニメや人気のキャラの話など、どこにでもいる小学生たちの会話でしたが、試験が始まると顔つきは一変。
自分が大学受験の時に経験した空気がそこにありました。

土日の休みごとに入れていたバイトだったので、試験を受ける顔ぶれも見知った子たちばかりになりました。毎週試験の連続のこの子達は、どれだけ小学生らしい生活を送っているんだろう、と監督のたびに気になったのを今でも覚えています。