宴会場でのアルバイト

関西で学生時代を送っていたころは、とにかくお金がありませんでした。学費や下宿代を自分で工面しなければならなかったからです。そのため、学生向けにアルバイトを紹介してくれる施設に足しげく通ったものでした。そこで見つけたのが、ホテルの宴会場の手伝いのアルバイトでした。結婚式やビュッフェスタイルの会場で、食事やお酒、食器を運ぶ仕事でした。なかには何年もアルバイトしている人もいて、経験が長い人を中心に運営されているまとまりのよい職場でした。革靴にアルバイト先から借りた黒の服装で仕事をしなければなりませんでした。あるときは、ホテルにプロ野球の遠征で宿泊していた選手たちの食事を運んだこともありました。ナイターが終わった次の朝だったので、みな寝起きの表情。テレビで見るのとは、違った迫力がありました。それでもスター選手を間近で見られたのは貴重な経験でした。今でも学生時代の忘れられない思い出として残っています。