寒い冬のアルバイト

私は過去に何度かアルバイトをしたことがあるのですが、接客をしたことはあまりなく、大抵裏方の仕事か力仕事のようなものばかりでした。特に人と接するのは苦手といったようなことはなかったのですが、なんとなくどうせアルバイトするなら少しは変わった仕事がしたいなと思っていたのです。
そうして今までやったアルバイトといえば、パン工場でパンを焼く仕事やガードマン、中央市場での仕分け作業といったものがあります。
そんな中私が思い出に残っているのは真冬に中央市場で仕事をした日のことです。基本中央市場での荷物はすべて氷詰めにされた魚介類だったため、冬の寒さは本当に身に堪えました。特に手の先はずっと氷に触っているため、作業を行っていくうちに手の感覚がなくなっていき、すべての作業が終わったときには心底ほっとしたものです。
そして最後に焚き火にあたって体を温めてから、家路についていたのです。その焚き火の暖かさといったらありませんでした。