屋台の飾りをライブで作った友人

大学の学園祭で、授業が同じ人たちが集まって、食べ物の屋台をすることになりました。売り物の用意はできたものの、皆何かと忙しかったため、いざ当日になってみると、屋台の装飾がほとんどできていませんでした。立て看板だけはあるものの、それ以外はただのテントです。目立たないし、いかにもやる気がないように感じられてしまいます。
ところが屋台のメンバーの一人が、営業しているその場で装飾を作り始めたのです。彼は一応メンバーには入っていなかったのですが、学園祭では別のイベントで忙しかったため、ほとんど当日だけの手伝いになる予定でした。だから皆、そんなに器用な人だとは知らなかったわけです。
近くの百円ショップかどこかで色紙を買ってくると、筆文字風のメニュー表を作ったり、紙を切り抜いて飾りを作ったりして、屋台がそこそこ華やかになってきました。しかも屋台の前で紙を切っているので、パフォーマンスかと思って足を止める人が増えたのです。事前に装飾まで手が回らなかったことが、かえって良かったのでは?と思うような状況でした。
途中で彼が別のイベントに行ってしまい、なかなか帰ってこなかった時には困りましたが……。アクシデントには違いありませんが、友人の意外な一面を見られたこともあり、印象に残った出来事でした。