忘れられない受験勉強

忘れられないのは高校受験のことである。私の母親は教育熱心で学校のテストの順位がいいと機嫌がとてもよくなった。普段はケチなのに勉強のための塾代、テキスト代に関しては大枚をはたいて出してくれた。私は1人で勉強ができないタイプで、よくリビングで勉強していた。母も、もともとは勉強が好きなのでよく一緒になって勉強を教えてくれた。数学の空間把握が苦手だったのだが、母はよく広告で図形を立体に作って説明をしてくれた。私は勉強の要領がよくなく、とにかく問題を解きまくる!手法で行っていた。夜は弱く、すぐ寝てしまうので目覚ましガムを何十個も食べて寝て、おなかを壊していた。ある日数学の問題に3時間以上かけて解いていた。答えは分かっているが、どうしてもその答えが出る式にならない。時間は朝の3時半になっていた。家族はみんな寝ている。その中でついに「できた…」答えが出た時のうれしさといったらなかった。試験時間は1時間。その中で1問に3時間もかけられるはずはなく、さっさと切って次に進むやり方のが正しかったのかもしれない。しかし2時間近くを過ぎたころから意地になってしまって何としてでも解いてやる!とよくわからない執念になっていた。試験には「大丈夫、自分はこれだけやってきたんだ」という圧倒的な自信が受かるコツだとよくいわれるが、私の場合はまさに母と、この出来事のおかげでギリギリな成績で志望校に合格することができたと思っている。