採用担当者の本音

私は10年ほど企業の採用担当者として働いていました。その経験から就職活動中の方々にちょっとだけ本音をお伝えします。
まず、気になるのはやはり、どういった方に内定を出すのか、という点ですよね。
特に新卒採用現場では、1日に多いときには100人、200人という学生にお会いします。採用担当者も人間ですから、一目見ただけで相手の全てが見抜けるわけではありません。ですから第一印象がやはり大きく結果に左右します。まず清潔感のあること、髪型、スーツなどがきちんとしていることは言うまでもありません。アパレルやデザイン業界でなければ、男女ともに言えますが、例えば巻き髪やメッシュが入っていたり、ぶら下がる形のピアスであったり、女性のストッキングにワンポイントが入っていたり、というようなお洒落である必要は全くありません。とにかく清潔であり、適度な緊張感を持って背筋を伸ばして会場に一礼して入っていけば、扉の近くに控えている若手社員が名簿に丸をつけている、ということも多いものです。
次に採用担当者の本音ですが、採用担当者も企業の顔として面接を行っています。ご縁がなかった方にも「あの会社は感じが良かった」と思っていただかなくてはならないのです。面接に向かう皆さんが緊張しているのと同様、採用担当者もその日はきちんとしたスーツを用意しており、早めに出勤して履歴書に目を通し、何を伺おうか緊張して皆さんの来社をお待ちしているのです。自分の企業プレゼンで皆さんがニコニコしてくれれば嬉しくなりますし、こちらのことを良く研究されているなという質問をされれば、これはこちらも失敗できないぞ、と気合いを入れ直します。ですから、これから面接に向かう皆さんも、ただ選考されるのではなく、人と人とのマッチングに向かうんだという意識を持っていただければ、きっとお互いにとって良い結果になるのではないかと思います。