教育実習に行ったとき、家庭教師をやってほしいと頼まれました

国立大学の教育学部に在籍していたわたしは3回生の時に付属の小学校と中学校に教育実習に行ったのですが、中学2年生のクラスで実習生をしていた時、クラスの女の子の1人からぜひ家庭教師をやってほしいと頼まれました。彼女は1人っ子で両親はブティックを何件も経営しており、夜も仕事をしていることが多いので、寂しくて仕方がないというのです。

教育実習が終わってからぜひ自宅に遊びに来てほしいと頼まれ行ってみると、3階立てのまるでビルのような大きな家で庭も広く、裕福な家庭なんだなと思いました。お母さんがおられて母娘で一緒にぜひ家庭教師をお願いしたいと頼まれ、教員採用試験も控えていて忙しい時期だったのですが、わたしが大学を卒業するまで週に2回家庭教師をすることになりました。

彼女は一人っ子で両親も忙しくて不在のことが多く、学校の勉強のほかにも友人関係や好きな男の子についての相談に乗ることがしょっちゅうあって、わたしは「お姉ちゃま」と呼ばれていました。気持ちの優しいいい子でししたが、ちょっと神経質で人目や評判を気にしすぎるところがあったので、あなたにはたくさんいいところがあるのだから自分に自信を持ってねといつも話していたのを覚えています。

わたしが大学を卒業して間もなく大阪に引っ越してしまい会う機会も無くなったのですが、わたしを姉のように慕ってくれた彼女が元気で幸せでいてくれることを心から願っています。