新幹線の車掌が実の父親です。

田舎から都内の大学へ進学したのですが、実家を離れ新幹線に乗って東京へと到着しました。その時の新幹線の車掌が実は自分の父親でした。特に出発の駅には誰も見送りには来ませんでしたが、東京駅で車掌の親父が何も言わずに僕に向かって敬礼をしてくれました。

親父なりの見送り方だと思っています。とは言え大学生活になれると実家に帰る事も忘れてしまいますが、お盆や正月に帰る時には親父が乗る新幹線の時間に合わせて帰るようにしていました。特等席というか必ず空けておく席があるそうで、そこだけシートが一つしかありません。

毎回その席を取っておいてくれるため有難いです。仕事中ですのでお互い話をする事も無く地元の駅に着きます。親父はみんなが休みの時が忙しいので盆と正月は仕事です。あまりゆっくり会うことはありませんでしたが、同じ新幹線に乗って移動するだけでも男同士なら十分気持ちは伝わりました。

お酒を飲めるようにもなったので、大学を卒業する前に一緒に酒でも飲みたいと思います。新幹線で飲みながら帰りたいのですが、親父が仕事中だと申し訳なくてお茶にしています。