村岡花子と東洋英和女学院大学

東洋英和女学院大学は、2014年に創立25周年を迎えました。現在の大学になってからは25年しか経っていませんが、東洋英和女学院そのものは1884年に始まり、130年もの間、キリスト教女子教育を行ってきました。
130年の歴史の中には、輝かしい成果を収めた卒業生たちが数多く存在します。子どもたちに夢と希望を与えた翻訳家村岡花子もその一人です。
村岡花子は、1903年、10歳の時に当時の東洋英和女学校に給費生として入学しました。在学中には柳原白蓮と親交を深め、佐佐木信綱の元で和歌や日本古典を学びました。
佐佐木の元で、東洋英和女学校の卒業生である、歌人であり翻訳家の片山廣子を紹介され、花子も近代文学の道に進んでいくことになります。
1927年、花子はマーク・トウェイン原作の『王子と乞食』の翻訳を出版します。それをきっかけに次々に翻訳本を出版し、外国の文学作品を大勢の日本の子どもたちへと届けていきました。
75歳でその生涯を閉じるまで精力的に活躍をした花子の作品は、モンゴメリ作の『赤毛のアン』のシリーズや、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』など、現在でも日本中の子どもたちに読み継がれています。