模擬試験の採点アルバイト

学生時代に模試の採点バイトをしたことがあります。
全国の高校で行われる大手予備校の模擬試験の答案用紙を採点するというもので、私は国語を担当していました。
全国から答案用紙が集まるのでその量は膨大で、バイト先となる採点会場は十分な広さがあるにも関わらず、多くのアルバイトで埋め尽くされていました。

模擬試験とはいえ、試験の点に一喜一憂するのが受験生。
今後の進路にも関わることなので、皆さんも真剣に採点してください、と通達があり、私語厳禁の会場は
答案用紙の上を走る赤ペンの音だけが響いていました。

国語の試験は8、9割が記述式なので、解答を読み込むだけでもそれなりに時間がかかります。
ましてやこの要素が入っていたら○点、無かったら○点、という風にひとつの解答にも色々な要素が盛り込まれており、中にはグレーな解答があったりで採点に困ったこともありました。
そんな時に判断を仰ぐ採点の総括にあたる人たちがいるのですが、なんとこの人たちも学生バイト。

やってみるとわかるのですが、膨大な量の解答用紙を採点しなければならないので、1点、2点の微妙な判断は個人の裁量によるところが大きいことをこのバイトで知りました。
自分自身、模試を受けていた立場なので、その裏側を覗けたことが楽しくもあり、こんな風に採点してたんだ、と複雑な気持ちにもなるアルバイトでした。