漢字が苦手な人

食事に行って看板に「老舗」の文字がついていると
ついつい私の中で懐かしい思い出が蘇り、吹き出してしまいます。
そして「奴は元気にしてるかな!?今は読めるようになったかな・・」と。

私の元カレは「老舗」を迷うことなく元気よく「ろうほ」と読んで、
「あそこのお店はうまいよ、やっぱりろうほだよ」
とドヤ顔で話していたのを思い出します。
そう、元カレは生き方自体なんとなく適当で、
漢字も適当に読んでしまう適当な人でした。

先日、そんな元カレとひょんなことから再会することになりました。
その時元カレに「前に一緒に行った全国うまいもの市で、『弘前』を『ひろまえ』って
読まずにお前が『ひろさき』って読めたのにはびっくりしたよ」と言われました。
漢字を読まずにこの人が今まで生きてこられた奇跡に私は改めて心底びっくりします。

この人の頭の中ではきっと、人と違った読み方をしているトリッキーな漢字が
泉のごとくたくさん湧き出ているのでしょう。
私が知っているのは氷山の一角。
この人の語録を、この人の独特の漢字の読み方をもっと知りたいという
私のよからぬ好奇心がムクムクと湧いて、私はまたその適当な元カレと
また適当に会う約束をしてしまいました。