父親と2人3脚で勝ち取った中学受験の合格

今からウン十年前のことですから、まだ中学受験がいまほどポピュラーな時代ではありませんでした。小学校の1クラス40名から2~3人は中学を受験する、というくらいのレベルです。
私もその2~3人の中の1人でした。
中学受験の予備校というのも当時はあまりなかったので、バスに30分乗り、そこから電車を1駅行ったところにある、その地域では有名な受験予備校に、小学校を終わると毎日通っていました。
正直言って、小学校の授業では物足りず、また傲慢に言い方ですが、一緒に遊ぶ友達はいても、自分のライバルととして切磋琢磨できるような友達は小学校にはいなかったので、自分よりも賢い子がたくさんいるような予備校は、小学生にとっても非常に刺激があり、通うのが楽しかった思い出があります。
その予備校が終わるのが毎晩8時くらいでした。門を出ると必ずそこには、父親の載った車が待っていて、私を家まで連れて帰ってくれるのです。会社帰りに寄ってくれていたのです。
そして、家に帰って食事をし、風呂に入ると、今度は復習の時間です。今日予備校で解いた問題を、夕食代わりの肴をつまみ酒を飲んでいる父親に教えてもらいながら、再度解いていくのです。授業ではわからなかったことが、ここでいつもしっかりと頭に入りました。
こういうのが、2年間、ほぼ毎日続きました。
その結果、私は望んだ中学の入試に合格し、無事に入学できました。これも父親の毎日の「授業」のおかげだったと思います。まさに2人3脚でつかんだ合格でした。