甘いカフェオレ 苦い思い出

 空いた時間にアイスカフェオレを飲みながら、ふと昔の恋愛を振り返ってみました。記憶を辿ると懐かしい思い出の数々…胸がドキドキ、心があったかくなってきます。
 大学生4年生の時に付き合っていた彼。バイト先で知り合った二つ年下の彼でした。思い返してみても、誰よりも優しくて、誰よりも私のことを大事にしてくれました。デートはいつも原付バイクか電車でした。お金がない私たちのデートコースの定番は、公園か釣り堀かウィンドーショッピング、路上歌手の見物。何をするわけでもなく手を繋いで、ゆっくりまったりお互いの毎日をただただ話しました。その時間がすごく幸せで、大切で、守りたくて…。毎日眠る前には彼のことを思い出しては、にんまりして夢の中へ出かけていきました。今振り返るだけで胸がキュンキュンしちゃいます。
 そして三年後、私は社会人になり、彼ら大学3年生になりました。すれ違いが多くなりました。会社の愚痴を聞いて欲しい私、学生時代満喫中の彼、会話すら合わなくなってきました。それでもすがりついていた私に彼は言いました。

「もう別れよう」

最後の一言でした。