花屋のおっちゃん

学生の頃、大学近くの花屋さんでアルバイトをしました。花束やアレンジメントが作れるようになれたらいいなぁという想いでした。時給はその県の最低賃金ギリギリでしたが、学校から近いというのもあり、そこに行きました。店長はなかなか独特な方で、見た目から話し方から色々衝撃的でしたが、アレンジメントはすごく惚れ惚れするものをあっという間に作っていました。私は県外から来ていたので、根っからその土地の人である店長からは、その土地の文化など教えてもらいました。あまり褒められた覚えはありませんが、突然私に「お母さんのすきな花は何?」と聞き、さささっと目の前でアレンジメントを作ったかと思うと、私に宅配伝票を渡し、「母の日のプレゼントにしなさい」と言って書き終わると知らぬ間に送ってくれていました。母は大変喜んでいて思い出になっているようです。当時は頭にくることもあったりしましたが、今は感謝していますし、いい経験させてもらったと思っています。