見学をするのが私の楽しみでした

大学3、4年生の頃、必修科目で現場見学や工場見学の授業がたくさんありました。工学部だったので色んな場所に行ってはエンジニアの諸先輩方の話を聞いたり実際に働いている風景等を見るのですが、周囲の人達は嫌がっていましたけれど私は何故か大好きでした。

小学生で言うところの遠足みたいな感じです。朝からバスに乗って遠くの場所に行き、現地で見たことや聞いたことをメモしながら家に帰ってきてそれをまとめてレポートを作成します。ただそれだけで単位がもらえるなんて私には夢のようでした。試験を受けなくても良いのですから。また、学内の教室や実験室での作業はいつも退屈で、しかし見学時はバスでの移動時間に友人と話をしたり休憩時間にピクニック気分でご飯を食べるのが楽しかったです。

とはいえ、楽しいことだけでなく時にはヘルメットをかぶって肉体労働のようなことをさせられたこともあったので全てが楽しかったわけではありませんでした。でも全体として思うのは、学問だけでなく現実社会でエンジニアの人達がどのように働いているのかを直接自分の目で見るのはとても有意義なことだったと感じます。企業秘密だらけの会社への見学なんて社会人になってからではなかなか難しいですし、学生だからこそ許されるのでしょう。もう無いと思いますが、もし大学生に戻れるのなら、またあの頃のように色んな企業の工場や研究所に見学に行ってみたいと思います。