試験監督のアルバイトって

大学生の時に、単発で試験監督のアルバイトをした時があります。
対象は中学生の学習塾で、模擬試験用の試験監督でした。
試験を配り、前に偉そうに座ったり、時には教室中を歩き回ってなんとなく緊張感を与えるのがお仕事です。
半日で6000円ほどで、仕事は楽だったし割のいいアルバイトだったと思います。
しかし、試験監督をやって何度目かの時に、休み時間に生徒の中学生にからまれたことがあります。
見た目はまったく不良ではなかったのですが、教師に反抗的な態度を取りたがる時期のようで「先生のズボン、60年代?」と挑発的に話しかけてきました。
まあ、確かにやや皮っぽいパンツを履いてはいたのですが、試験監督のしかもアルバイトなのでまさか「先生」と呼ばれるとは思わず、最初自分のことを言われていると気づきませんでした。
私が無反応なので「シカトかよ」と生徒は激怒していたようですが、私は先生ではないのですぐに教室を立ち去りました。
そのあとの時間も生徒は私を挑発するようにわざと友達を文句を言ってみたり、にらんで来たりしましたが、私は先生ではないし、特に注意したりはしませんでした。
でも何だかその生徒が先生にかまって欲しがっているような気がして少し切なかったです。
生徒から見たらこのただの大学生の自分も先生に見えるということは衝撃を受けました。
でもアルバイトの時給は試験監督の業務に対するものであるので生徒の指導までは自分の業務外と思い試験監督以外のことは行いませんでした。
でも教壇に立ってみると先生に見られたり、今までとは違った視点で違うものが見えるというのは本当におもしろい体験なのだなあと思いました。