辛いアルバイトほど思い出深い

私は20近い職種の経験がありますが、その中でも1番思い出深いアルバイトは道路工事や建物の基礎工事作業を行う土方です。辛いことほど心の中にいつまでも残るといいますが、まさにその通りで楽しかったことも含めて今でも当時のことを思い出すときがあります。
土方を始めたきっかけは、きついけどお金になると噂で耳にしていたからです。案の定、始めた3日目くらいでこの仕事から逃げ出したくなりました。初めてのスコップ作業、初めてのつるはし作業の連続で、腰は痛いし体中筋肉痛で音を上げたくなってしまったのです。
しかし不思議なもので、一ヶ月経ったくらいから辛かった体が土方の作業に馴染んできました。腕や足は見違えるように筋肉がつき、アルバイトをする前とは別人のように逞しい体へと変化してきたのです。
この土方の経験は、後々の仕事に大きな影響を与えてくれました。どんな辛いことがあっても、この土方の経験と比べるとたいしたことないように感じられるようになったのです。