遊び方も洗練されていたように思います。

慶應義塾大学に在籍していたのは、もう30年も前になります。その頃と今で、学生(慶應では塾生と呼びますが)カラーが変わったかどうかわかりませんが、少なくとも当時は、遊び方も洗練されていたように思えます。たとえば、大学として一番盛り上がるスポーツイベントが、野球の早慶戦(これも慶應では「慶早戦」と呼びますが)ですが、それが終わると勝っても負けても神宮から銀座まで行き、銀座のビアホールのライオンで大騒ぎするのです。でも、大騒ぎと言っても、応援団の連中が、真ん中に立って、球場の盛り上がりの継続のような感じで音頭をとり、「塾歌」を歌い、「陸の王者」を歌い、一気飲みする、というくらいなのですが、その盛り上げ方の感じが、どこか洗練されていて、野卑な感じがしないのです。これはそこに所属していたものの、ひいき目かもしれませんが、そういうところに「慶應らしさ」のようなものを感じました。
今もそういういい伝統が残っていればいいなと思います。