遠距離恋愛の記憶

振り返ると、高校時代は男子校で彼女もできようもありませんでした。そのため、進学先の大学では絶対に彼女を作ろうと思っていました。こうして大学生になると、友人が紹介してくれた合コンによく顔を出すようになりました。学生時代に付き合っていた女性のほとんどが、合コンで知り合った女性でした。なかでも思い出深いのが、遠距離恋愛でした。デートを重ねた末、交際することになった他大学の女性は短大に通っていました。就職とともに上京してしまったのです。当時は名古屋に暮らしていたので、新幹線で二時間ほどの距離でした。とはいうものの、こちらには収入もなく、交通費もなかなか捻出することができません。そのために、月に一回ほどしか会えませんでした。それでも、会える日は楽しみでした。田舎者だったので、東京近辺のこともなにも知りません。彼女に教わりながら、いろいろなデートスポットに出かけました。食事もお金をかけることができませんでしたが、どんな食事でも不思議とおいしく感じられました。結局、遠距離恋愛は一年ほどで破局してしまいましたが、今もいい思い出です。